雪氷研究大会(2024・長岡)で発表しました

2024年9月16日~19日にシティホールプラザ アオーレ長岡で標記の大会が開催され,研究室からは学生2名が発表しました.学生にとっては雪氷系の大会で発表する初めての機会でした.以下に発表した学生の感想を紹介します.

The conference was held at City Hall Plaza Aole Nagaoka from September 16 to 19, 2024, and two students from our laboratory made presentations. This was the first opportunity for the students to present at a snow and ice conference. Here are some comments from the students.


梶山 千穂
着雪実験による降雪粒子の衝突速度・角度に応じた着雪体密度の評価


2年ぶりの学会かつ初めてのポスター発表であったが,臆することなく自分の研究について話すことができたと思う.ポスターセッションが始まってすぐは,どのような質問が飛んでくるのか,1時間半の質疑応答に耐えれるだろうかと不安に感じていたが,どの方もうなずきながら私の話を聞いて下さったため,徐々に不安よりも楽しさが上回り気づいたら1時間半が経過していた.土木という分野や研究室で雪氷の研究している人は少なく,西日本では雪による被害も多くないため,マイナーな研究であると感じていた.しかし,今回同様に雪氷の研究をしている人と交流し,多くの方にポスターを見に来ていただいたことで,自分の研究が注目されていることに楽しさを感じた.さらに,多くの有識者の方々から質問だけでなくたくさんの助言をいただくことができたため,非常に価値のある時間を過ごすことができた.お言葉をくださった方々に感謝するとともに,いただいた助言をもとに今後の研究を進めていきたいと思う.

また,学会全体を通して雪氷という分野が非常に幅広い学問であると感じた.私はこれまで土木に絞った学会にしか参加したことがなかった.そのため,今回の学会で積雪上の生態系に関する研究や降雪時の怪我に関する研究などの私がこれまで触れてこなかった分野の研究発表を聞き,雪氷に対するアプローチの多様性に面白さを感じた.順調にいけば卒業まであと半年ほどしかないが,今回の発表で感じた反省点を改善し,今後も同様の機会があれば挑戦したい.

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春名 健太郎
雪粒子の衝突角度に応じた着雪率評価方法の検討


2週間ぶりの学会ということで、緊張は多少あるものの比較的リラックスした状態で挑むことができた。今回の学会は私の研究分野と大きく関わりのある雪氷学会というのもあり、自分の研究に興味を持って聞いてくださる方が多い印象を受けたとともに、質疑応答では多くの手が挙がり嬉しかった.前回の学会発表では、質疑応答の際に質問に対して的を外した回答を長々と述べてしまうという反省点があったが、今回はその教訓を生かし、なるべく簡潔で要点を押さえた回答を心がけた結果、うまく対応できたと感じている。

また,質問の内容は非常に鋭く、これまでに自分では気づかなかった新たな視点を示していただくことができ、学びの多い時間となった。他の発表も非常に参考になるものが多く、特に自分の研究と関連性のあるテーマの発表からは、新たな知見を得ることができた。今回得た学びは今後の研究の進展に役立てていきたい.

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